句の後ろは、句会での題詠となります。

楽と言うからあんたのとこへ来たの   楽

こんなことよその女にしないでね   約束

手が触れて昔はその先があった   引き金

誰にでも優しい男だと気付き   当て外れ

愛情に効く樟脳はありますか     保存

先着の一名様が今の妻        先着

お隣りの旦那が妻の理想像     タイプ

この妻が恋愛至上主義の果て     情熱

この頃は上手に妻に負けられる   手並み

困るなあそう言われても妻が居る ジレンマ

毎日がスリル結婚してごらん    スリル

誰が冷たいわたくしにしたんです   冷淡

よし今が妻に謝るタイミング    一段落

旧型の方が丈夫さ妻を見よ    がっちり

そう言えば昨日が妻の誕生日      妻

妻の手が荒れてきたからもう秋だ  荒れる

泣き出すともうじき終わる妻の愚痴  泣く

賞味期限ならあんたも切れている  お互い

女丈夫と呼ばれるようにしたあなた 男勝り

怒ってる妻のオカエリナサイマセ 他人行儀

家事みんな習わせといて妻が去り   習う

洗濯が乾きさえすりゃ妻機嫌     乾く

副賞は何だったのと妻が聞き     期待

当たっても痛くないもの妻に投げ  手加減

私の名前はオイじゃありません   返事

もうすでに息子に託す妻の夢     対象

薄給もこの妻だからやっていけ  やりくり

起こす時もっと優しい妻でした    回想

長生きがしたい今度の妻となら   ロング

子の躾妻に任せて妻を責め     任せる

散らかしておく良さ妻に分からない  乱雑

腐れ縁妻はボランティアのつもり   献身

仲の良い夫婦を見ると腹が立ち    妬む

忍耐がなけりゃあんたと暮らせない  我慢

妻という検事がうちに住んでいる  威張る

探し方悪いんですと妻が出し     探す

定年が欲しい生涯おさんどん     引退

紛争の火種はいつも妻が点け   きっかけ

日曜の早起き妻に叱られる     起きる

この夢は覚めるな妻が美しい      夢

妻ですかとってもお見せ出来ません  話題

日曜を安息日と妻させず      日曜日

あんたでは駄目だと軍手妻が嵌め  女丈夫

妻という放りだせない不発弾     爆弾

絶えぬ家事妻を引退したくなり    雑用

上州と思われている妻の里     男勝り

白旗を振っても妻は撃ってくる     旗

わが家での許認可権は妻が持ち    強力

客が来て妻の詰問から逃れ     命拾い

同伴で来いとはこれと行くことか   同伴

わたくしが雑巾ならば擦り切れる  強力

呼んでからから先妻の名と気がついた 名

命から二番目妻にしておこう     二

もう外でもてなくなって妻に寄り  不純

いつ終わる妻の第三反抗期    反抗期

美談だと思うよこの妻を愛す    美談

ビーナスはどの部品でも妻に勝ち  抜群

うちの妻ミス日本にもケチをつけ  辛い

演技だと思う家裁で妻が泣き   見せ場

想像をしてみる妻の八十五     覚悟

出世には無縁お前とこうしてる  居心地

ご予約をいただかなくて妻は済み 合点だ

家事を投げ出されて俺が悪かった ごめん

友情を俺の妻まで及ぼすな     仲間

句を作るネタに困らぬ妻を持ち   楽屋

うちだってねじれだ妻が従わず   野党

妻という港この頃時化続き      港

資産家の後妻の口はないかしら   狙う

金婚の言うばあさんは日本一    惚気

神様に間違いもある妻と僕    纏める

また今日も負ける戦を妻とする  負ける