句の後ろは、句会での題詠となります。

篭満たす順スーパーの棚に慣れ    習慣

安い肉買えたな妻が歌ってる     歌う

帰るふりまでして五百円値切り    業師

一通り見てから安いのでいいわ    決断

ジャガイモの詰め放題をレジへ抱き   袋

パラソルも売りますフリーマーケット 露天

見た物をみな買いたがるから連れず  浪費

買い物を三つ頼むとメモが要り   忘れる

妻の言う通りに安い方を買い   言いなり

さっき売れ切れました百円の鮭   逸早く

水牛でこの字体だとこのくらい    彫る

買い物にパパは黙っていらっしゃい  勝手

まだ針が止まってないよ肉屋さん  揺れる

らっしゃいの声も魚も生きが良い ぞんざい

仕入れ値で八百屋静物画を眺め     絵

まだこんな肉屋があった竹の皮   変り種

正確に量る肉屋を通り過ぎ    きっかり

オバサンと呼んだ八百屋へそれっきり 拒否

ひとわたり見てバーゲンの階へ行き  歩く

プレゼントで迷いラッピングで迷い  包む

ライオンを置くデパートでいつも買い 買う

買わないで聞くと交番教えられ   冷たい

町中にツケが利かなくなると消え  風来坊

お隣りがまだ安そうな秋葉原    軒並み

有料でお譲りします売ると書け    ゆう

お一人様一個二度目はレジを替え   行列

お客様用にみかんのLを買い    みかん

店員に南京豆が通じない        豆

読書用メガネと書いた店で買い 負け惜しみ

篭提げてタイムサービスまでを待ち  時間

ウインドの柄でLLありますか    飾る

サクランボうちに買うにはまだ高い  桜桃

スーパーの前の八百屋の葱も見る  比べる

スーパーのチラシに旬を教えられ    旬

さんざ値切ってサービス券も貰い がっちり